2013年4月3日水曜日

読み物ページの移行

 辻永クラフト工房の読み物ページとして、このブログを断続的に書いて参りましたが、このたび読み物欄をサイトのトップページに設けることにいたしました。それに伴い、このブログの更新は休止いたします。

 サイトの読み物欄は「TUZIE-2杯目の珈琲」というタイトルにいたしました。ときどき書きますので、ときどきのぞいてみて下さい。

 では、よろしくお願いいたします。


2013年12月10日 追記
上記の「TUZIE-2杯目の珈琲」は一休みして、新たに作った「TUZIE-珈琲の前に」という写真メインのブログを書いています。辻永クラフト工房のサイトのトップページからどうぞ。

2013年3月28日木曜日

KEN弦楽器工房

 「あきたタウン情報」という地元の情報誌に、物作りの人を取材した「秋田手仕事File」という記事を何回か書くことになり、3月下旬に発売された4月号から掲載されております。こういった本作りの世界と接するのは始めてですが、取材させてくださる方と、カメラマンと編集者と私と、みんなの合作でできていくものなのだなーと感じております。

 様々な素材の物作りの人たちから、たくさんのことを教わりながら書かせていただくことになると思います。見開き2ページに写真と文章が掲載されておりますので、機会がございましたら、ぜひご覧ください。


 さて、第1回の記事に登場していただいたのは、KEN弦楽器工房の斉藤さんです。この画像は斉藤さんが製作されたバロックギターのサウンドホール部分を写したものです。きれいな模様の何かがサウンドホールの中にありますが、何だかわかりますか?

 立体ロゼッタという名称の部品で、装飾と音の調整の役割があります。実は、仔牛の生皮でできています。羊皮紙というのがありますが、それの仔牛版でヴェラムと言う素材になります。日本では羊皮紙という単語が使われますが、「生皮紙」という言い方にすれば、原皮の種類も選ばないわかりやすい言葉になったかもしれませんね。

 この精密な立体ロゼッタを初めて見た時、自分ではこの加工ができる気は全くしませんでした。今も、自分にはできないと思っています。ものすごく細密で、これをほとんどカッターを使って切っているというのですから、それはもう驚きです。作者のカッティングや切り合わせの技術と感覚が、常人の域を越えてすごいのだと思います。

 私もそうでしたが、革の世界にいる人でも、ほとんどの方は見たことも聞いたこともない作品だと思います。皮でこんな繊細なものが作られているのを知ることができるだけでも、何だかうれしい気持ちになります。

 日本のレザークラフトの中の生皮工芸とは、また一味違った表現の世界が感じられます。古楽器の再現作品の中でのパーツの一つですが、昔の工人はやはりすごかったのですね。(それを再現する現代人もすごいです!)


 KEN弦楽器工房の仕事場で撮影させていただいた画像をもう一枚。このダイヤルシックネスゲージはとても大きくて、私が持っている物と比べると、倍以上のボリューム感がありました。スタンド付きというのも良いですね。絵になる道具でした。

 KEN弦楽器工房の斉藤さんについてのもっと詳しい情報は、タウン情報の「秋田手仕事File」でご覧ください。と書きながら、このブログの右欄のブログリンクの「Luthier日記」は斉藤さんのブログです。毎日更新中。ブログからホームページにも移動できます。

 6/21〜6/23には秋田市大町ココラボラトリーで、個展も開催されます!!
 

2013年3月2日土曜日

吃水ゲージまたはトースカン


   吃水ゲージという商品名で販売されていた道具です。用途から言うと、トースカンと言ってもいいかもしれません。ペンを固定できるタイプが欲しくて探したところ、この製品を見つけました。この雰囲気は、けっこう好みです。

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   今年の1月は連続してブログの更新をしました。2月も何度か書きました。でも、今後の私の予定を考えると、記事を書く時間の確保が難しそうになっています。

   更新を怠る時期が過去に何度かありましたが、またごくたまに、忘れた頃に書くような感じになってしまうと思います。ふと思い出した時にでも、このブログを開いてみて下さい。忘れた頃に書かれた新しい記事が待っているかもしれません。

   更新するのを忘れられたブログが待っていた時にはお許しを。

2013年2月25日月曜日

千秋公園工事中


   ちょっと穏やかな天気だった2月のはじめ頃に撮影した、千秋公園の二の丸の写真です。売店がある所の広場です。冬の間に工事をしていて、様子がずいぶん変わるようです。

   芝生の広場が3つにわかれていましたが、それを一つにまとめて広く整備し直す工事をしていると思われます。下記のアドレスのPDFに、詳しく書かれています。





   広場の中央に、この写真にあるような植え込みがありましたが、すでに撤去されています。この周りでは、子供たちと何度も遊んで過ごしたので、無くなってしまうのが残念です。

   でも、広さが増して使いやすくなれば、もっと思い切り遊ぶ親子の姿が見られるかもしれませんね。

   花見やジャズフェスなどの会場にもなる場所ですが、広くなっても安易なイベントを増やしたりはしないでほしいと思います。劣化してきている公園の環境がさらに悪くならないことを願います。


2013年2月21日木曜日

とあるホック打ち棒とヒシギリと


   ホックのオス金具の頭に傷がついてしまう打ち棒があります。小も大もどちらも同様です。金具に穴の底が当たるのは悪いことでは無いのだけれど、底の形状が悪いのです。


   打ち棒の穴の底の形状を整えてると、このように問題は解決します。穴の深さはあまり変えていないので、打ち棒の穴の底は金具に当たっています。そのほうが、穴が深すぎる場合に考えられる変形も起きないので良いのだと思います。製造元と販売元には、穴の底の形状の改善に取り組んで欲しいですね。難しいことではないと思います。

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   先端から根本まで同じ幅でできていると説明されているヒシギリがあるのですが、実際には先端側が太くて、根本側が細くなっている製品が少なからずあるようです。この形状は、急に深く刺さったりして危ないのです。どちらかといえば、先細のほうが調整しやすいですし、先太は道具の調整の未熟な初心者にはとても危ないと思うので、避けるべき作りだと思います。これも改善して欲しいですね。ちなみに画像は、発売直後で研磨も今よりも程度が良かった頃の製品です。

   それから、これとはまた別のヒシギリですが、柄に対して刃がまっすぐに入っていない製品が多すぎると感じる物もあります。これは修正が難しいので、もっと丁寧に作って欲しいです。穴の開け直しも難しいし、刃を曲げて直そうと安易に考えて力を加えると、ポキッと折れてしまいます。